EAGLEに夢中

AVRを使ったツール、だんだん本格的に利用したくなってきた。

今までは蛇の目基板にワイヤーを這わして配線していたのだが、Xbeeは2mmピッチで変換基板が要るし、コネクタを付けるとなると結局別途穴を開けなくちゃならない。

それならば、自分で書いた回路図の通り配線して動いているのだから、それをもとにプリント基板を作ったらよろしいということでフリーソフトでプリント基板の版下を作る事を考えた。これが2週間位前の話。

google先生に尋ねると、PCBEでしょ、という結論が。ところが、全然わからない。回路図を組むのと配線するのとでは結構考え方が違う。蛇の目基板に配線する時は、一度部品を配置してデジカメ写真を撮り、その上を3色のサインペンで配線をし、書いている間に気がついたおかしな点を直してはまた配置し直して写真を撮り直し、またまた書き直して、それを設計図として組んでいたのだが、PCBEだとぴんとこない。歳のせいなんだろう。

それで、回路図があればある程度自動で配置してくれそうなソフトとして TinyCADFreePCB という組み合わせをGoogle先生に教わったのだが、これもよくわからない。

ここまで1週間。

ここでFreePCBを見つけたときの検索結果で思い出したのが、デジタルデータを送るとPCBを作ってくれるサービスだ。そのサービスで対応してくれそうなアプリケーションを探すと EAGLE というのがある。私としてはOSにLinuxが使えると助かるのだが、EAGLEはLinuxやMacOS Xで動作する。これは良い。

というわけで早速Freeware版をCentOSに導入を試みた。H8のgccとEclipseを入れてある所に追加導入である。インストーラはやけにでかいShell scriptになっている。スクリプト中にインストーラ本体が書き込まれているようだ。インストーラを起動すると  libssl.so.0.9.8 がないとのたまう。探してみると、あるにはあるのだが libssl.so.0.9.8e で一文字多い。シンボリックリンクで逃げると今度は libcrypto.so.0.9.8 がないという。これも e が余計に付いているファイルがあったのでシンボリックリンクを張った。これでインストールできた。

まずは回路図、で躓く。例えば三端子レギュレータを英語で何というのか知らないので探し出すのに一苦労。一応あるにはあった。外部との接続でパソコンでよくあるような2.54mmピッチのピン端子は何というのか。またまたひーこら言いながら探す。これではらちが空かない。そこで「EAGLEによるプリント基板製作の素」という本を入手し、一からやり直し。これが先週の木曜日の話。なるほど部品を探すには型番で絞り込み検索をすれば良いのか。部品はEAGLEのサイトからダウンロードすれば大体揃うようなので、これでようやく回路図が書けた。

めでたしめでたし、と言いたいが、ここからお試しで片面生基板を加工するまでまだまだ長い道のりの開始だ。